後日、弘志の元に一通のメールが届いた。
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タグ: サスペンス
お手柄事件簿 8
医事課長は会計を済ませている女のもとへ歩いて行き、終わるまで後ろで待っていた。
そして終わったところを見計らって、女の側に寄っていって何事かしゃべっていた。
今さっき起こった出来事についてだろう。ときおり医事課長と女が、こっちをチラチラと見る。
もちろん会計の所から待合室までは、一直線だが少し距離があるのとざわめきで何を話しているのかは分からない。
「絶対、やってない。っていうに決まってるよ」弘志と母は、言った。
2、3分話し込んでいたのだが、やっと医事課長と女は弘志と母のがいる内科の待合室の方に歩いてきた。 続きを読む
そして終わったところを見計らって、女の側に寄っていって何事かしゃべっていた。
今さっき起こった出来事についてだろう。ときおり医事課長と女が、こっちをチラチラと見る。
もちろん会計の所から待合室までは、一直線だが少し距離があるのとざわめきで何を話しているのかは分からない。
「絶対、やってない。っていうに決まってるよ」弘志と母は、言った。
2、3分話し込んでいたのだが、やっと医事課長と女は弘志と母のがいる内科の待合室の方に歩いてきた。 続きを読む
お手柄事件簿 7
財布は、何と自動販売機横のごみ箱の中にあった。
どうして分かったのかと言うと弘志が見つけたのでも
母が見つけたのでも、はたまた全くの別人が善意で見つけてくれたのでもない。
財布を盗んだその女自身が、教えてくれたのだ。
財布がなく気まずくなっている空気の中、女はこんな事を言った。 続きを読む
どうして分かったのかと言うと弘志が見つけたのでも
母が見つけたのでも、はたまた全くの別人が善意で見つけてくれたのでもない。
財布を盗んだその女自身が、教えてくれたのだ。
財布がなく気まずくなっている空気の中、女はこんな事を言った。 続きを読む
お手柄事件簿 6
弘志と母は、あせっていた。
財布がないし、その盗んだとされる女も消えていたからだ。
待合室中、見渡してもいない。。。なぜだ???
と、その時まだあまり寒くない時季なのにブルーの長いコートを着て髪を後ろで束ねている50代くらいの女が弘志の横をスーーッと通り過ぎっていくのを横目で弘志は確認した。
そしてその女は待合室の出入り口へと消えていく。
弘志は、すぐに感じた。その女が、母の財布を盗んだという事を。。。
行ってしまわないうちに弘志は、すぐさま母に「あの人が財布を持っていった!」と叫んだ。 続きを読む
財布がないし、その盗んだとされる女も消えていたからだ。
待合室中、見渡してもいない。。。なぜだ???
と、その時まだあまり寒くない時季なのにブルーの長いコートを着て髪を後ろで束ねている50代くらいの女が弘志の横をスーーッと通り過ぎっていくのを横目で弘志は確認した。
そしてその女は待合室の出入り口へと消えていく。
弘志は、すぐに感じた。その女が、母の財布を盗んだという事を。。。
行ってしまわないうちに弘志は、すぐさま母に「あの人が財布を持っていった!」と叫んだ。 続きを読む
お手柄事件簿 5
祖父が、コンビニに昼食を買いに行った為、弘志と母は2人で順番を待つ事になった。
弘志は、また失礼と思いながらも気付かれずに人間観察を始めた。
それも次第に飽きてきて、さっきから気になっていた弘志の頭に敷いてあるタオルがずれてきたのを母に直してもらうように頼んだ。
母は、いつもの事かと思いながらちょっと頭を持ち上げタオルを直した。
どうやらタオルを止めてあるクリップが落ちたためタオルがずれたようだった。
弘志は昔から神経質でちょっとした体の位置や周りの寝具などの位置も、ちゃんとしていないとイライラする。 続きを読む
弘志は、また失礼と思いながらも気付かれずに人間観察を始めた。
それも次第に飽きてきて、さっきから気になっていた弘志の頭に敷いてあるタオルがずれてきたのを母に直してもらうように頼んだ。
母は、いつもの事かと思いながらちょっと頭を持ち上げタオルを直した。
どうやらタオルを止めてあるクリップが落ちたためタオルがずれたようだった。
弘志は昔から神経質でちょっとした体の位置や周りの寝具などの位置も、ちゃんとしていないとイライラする。 続きを読む
お手柄事件簿 4
またまた弘志と母と祖父の3人は、長い通路を渡り、待合室へと向かった。
内科と放射線科は、全く位置が逆のためずっと歩いていかなくてはならない。
しかし、何年もこの病院に通っている弘志はそれほど苦痛でもなかった。
待合室に着いた。またさっきと同じイスに座る。
もちろん、弘志は車いすである。
またずっと待ってるのか。と思うと少し嫌だが弘志は、こういう時決まって人の観察をする。
もちろんじっと見てるといやらしいので、いろいろ視点を変えてみる。
□■□■その時だ。一人の老人が、歩いてきた。▲△▲△ 続きを読む
内科と放射線科は、全く位置が逆のためずっと歩いていかなくてはならない。
しかし、何年もこの病院に通っている弘志はそれほど苦痛でもなかった。
待合室に着いた。またさっきと同じイスに座る。
もちろん、弘志は車いすである。
またずっと待ってるのか。と思うと少し嫌だが弘志は、こういう時決まって人の観察をする。
もちろんじっと見てるといやらしいので、いろいろ視点を変えてみる。
□■□■その時だ。一人の老人が、歩いてきた。▲△▲△ 続きを読む
お手柄事件簿 3
それはというと、一、二年ほど前に弘志はこの造影剤を入れてやる検査を受けた事があるからだ。
そのときの状況を思い出すと、今でも弘志は身震いする。
あの時は、放射線科の技師が注射するのが慣れていない為と弘志の血管は、幼い子どものように細いからだった。
思ったとおり失敗して手がすごく、たこのように腫れた。
結局、その時は病棟の医師がやったのだった。 続きを読む
そのときの状況を思い出すと、今でも弘志は身震いする。
あの時は、放射線科の技師が注射するのが慣れていない為と弘志の血管は、幼い子どものように細いからだった。
思ったとおり失敗して手がすごく、たこのように腫れた。
結局、その時は病棟の医師がやったのだった。 続きを読む
お手柄事件簿 2
病院への道路は、いつもより混雑していなかった。
トラックが、グングン追い越していく。
15分ぐらいだっただろうか車は、病院に到着した。
いつものように祖父と車を誘導する警備員が立っていた。
車イスを車から出す。
そうして、いつものように車イスにのりいつもとは違う内科の待合室へ向かう。
というのも弘志は月に2回幼いときからの持病の関係で違う科に通っているのだ。
弘志は、いつも思うのだがやけに年寄りが多い。
腰が曲がったおばあさん、酸素吸入をしているおじいさん。
超高齢化社会のためだろう。その中に混じっている弘志。。。 続きを読む
トラックが、グングン追い越していく。
15分ぐらいだっただろうか車は、病院に到着した。
いつものように祖父と車を誘導する警備員が立っていた。
車イスを車から出す。
そうして、いつものように車イスにのりいつもとは違う内科の待合室へ向かう。
というのも弘志は月に2回幼いときからの持病の関係で違う科に通っているのだ。
弘志は、いつも思うのだがやけに年寄りが多い。
腰が曲がったおばあさん、酸素吸入をしているおじいさん。
超高齢化社会のためだろう。その中に混じっている弘志。。。 続きを読む
お手柄事件簿 1
朝、井上弘志はテレビの音で起こされた。
今日は、病院に行く日だ。
この間、インフルエンザにかかって検査したところ肺が、ちょっと曇っていたため今回詳しい検査をやるという。
全く医者は、何かにつけて検査、検査と言うと弘志は、思った。
実は弘志は、車イスに乗って生活している高校生だ。
だからといって弘志は、何とも思っていない。能天気な性格なのだ。 続きを読む
今日は、病院に行く日だ。
この間、インフルエンザにかかって検査したところ肺が、ちょっと曇っていたため今回詳しい検査をやるという。
全く医者は、何かにつけて検査、検査と言うと弘志は、思った。
実は弘志は、車イスに乗って生活している高校生だ。
だからといって弘志は、何とも思っていない。能天気な性格なのだ。 続きを読む
